もしまだ読んでいない人は、一度は読んでみてほしい!名作少女漫画 おすすめ5選 

今も次々に新しい作品が生み出されている少女漫画。大の漫画好き!というわけではなくとも、誰もが一つや二つ、お気に入りの作品や印象に残っている作品があるのではないでしょうか。スタンダードな恋愛ものに始まり、BLもの、コメディ、ホラー、ファンタジー、SF、歴史ものと、様々なジャンルの漫画があるのはご存じの通り。最近ではアプリもどんどん使いやすくなり、作品数も増えているので、アプリで色々な漫画を読んでいる方も多いのでは?今日は編集部おすすめの名作少女漫画5選をお届けします。

これまでに一体どれほどの漫画が世の中にでたことでしょうか。誰もが名前は知るヒット作品からあまり知られていない良作、そして日の目を見ない作品まで。「面白い」「面白くない」は多分に主観的、個人的なものですが、少なくとも客観的な事実として、世の中にはとにかくものすごい数の漫画作品があるということ。しかし、作品の数が多いからこそ、社会的なヒットになったり特定の世代に爆発的に流行ったりと、その漫画をリアルタイムで体験した人たちにとっては誰でも知っている作品でも、その世代から少し離れると膨大な作品群の中に埋もれて、「意外にまだ読んでなかった」という人たちがいるのも事実。また、リアルタイムで作品の存在やヒットは知っていたけれども、タイミングや「読まず嫌い」等の理由で、ヒット作品でも未だ読んだことがない、なんてこともあるのではないでしょうか。

今日はそんな、作品がヒットした当時をリアルに体験していない(若い)人や、なんとなく読みそびれていた人、はたまた、過去に一度読んだけれども内容をあまり覚えていない、なんていう方々にも今一度おすすめしたい、少女まんがの名作をご紹介します。アニメ化された作品もありますが、アニメを見たことがあるからと敬遠せず、ぜひ一度漫画の方も読んでみて下さいね。

キャンディキャンディ

物心ついた時には家の本棚に置いてあったキャンディキャンディ。いわずと知れた少女マンガの名作です。小さなころから自然に手に取って読んだこともあって、一体何度読み返したかわからない漫画。私的最高傑作です。

原作は水木杏子、作画はいがらしゆみこ。1975年4月号~1979年3月号にかけ、漫画雑誌「なかよし」(講談社)に連載されました。その後アニメ化もされたので、そちらを見たことがある方も多いかもしれません。

ポニー先生、レイン先生の愛情を沢山受け、自然豊かな孤児院でのびのびと育ったキャンディが、親友や友人、ライバル、影の恩人、大好きな「丘の上の王子様」、アンソニー、テリー、そしてアルバートさんという、一人たりとも欠くことのできない名キャラクターたちと様々な時間を共有しながら織り成す人生模様。個人的に思い入れのあるシーンは沢山ありますが、マクレガーさんとミーナ、ステアとパティのシーンは忘れる事が出来ません。(ネタバレになるので詳細は控えます。)恋愛ものとしてはもちろん、人生の苦しみ哀しみ、喜び、そして偶然と必然が交差する緻密なストーリーは「大作映画」のような感動巨編として楽しむことができます。子供の頃に読んだら人生が変わってしまうかもしれないほどの名作。読んで損はありません。読んだことがない方は是非一度読んでみて下さいね。
(注:非常に残念ながら、原作者と作画者の間で著作権帰属をめぐる争いが起きているため、現在絶版になっており、古本を手に入れて読むしかないというとても悲しい状況です。一日も早く問題が解決して、「人類の財産」ともいえるこの名作がいつでも誰でも読めるようになることを願ってやみません。)

ベルサイユのばら

こちらも誰もがその名前は知っているであろう少女漫画の金字塔。1972年~1973年に集英社の「週刊マーガレット」で連載され、その後宝塚で上演されたり、アニメや映画も作られた名作です。作者の池田理代子は連載が始まった時はまだ20代だったとか!まさに天才ですね。

18世紀のフランスを舞台に華麗に繰り広げられる物語。この「ベルばら」は、高校生の時に初めて読んだのですが、最後の方のシーンで号泣。(読んだことがある方はどのシーンかお分かりだと思います)。漫画で泣いたのは、ほぼ初めてに近い感覚(先述のキャンディキャンディも泣けるシーンがいくつもありますが、子供のころから読み返していたので改めて泣く、ということはありませんでした。)だったので、ことさら印象に残っています。女性にはもちろん、男性の方にも是非読んでいただきたい名作漫画です。

はいからさんが通る

大正~明治時代を舞台にした全編に「大正ロマン」あふれる漫画。「つくね」が大好きで剣道と槍を得意とするお転婆な娘・花村紅緒と青年将校・伊集院忍を中心に、「ドクトルジバゴ」を髣髴とさせるような、運命に翻弄される人間模様を描いた傑作。

こちらも映画化されたほか、アニメ化、舞台化もされています。映画化された当時、絶大な人気を誇っていた南野陽子が映画の中で着ていた服があまりに可愛かった為、女子大生たちが卒業式の際に同じような袴姿の服装をするようになり、いつしか今のように、卒業式には振袖(小振袖)に袴姿というスタイルが出来上がったというのは有名な話。

ポーの一族

1972年3月号~1976年6月号にかけて小学館の「別冊少女コミック」に連載された萩尾望都作の漫画。第1巻がコミック化された時、初版の三万部があっというまに完売したという、当時絶大な人気を誇った漫画です。数百年の時を超え、吸血鬼として生きる運命(さだめ)をおった主人公エドガーと、彼に纏わる様々なキャラクターたちの物語。この漫画の存在を教えてもらった当時、とにかく面白くてあっという間に読んだのを覚えています。「自分が永遠に年を取らない吸血鬼だったらどんなだろう」なんて思わず妄想したりもしました。個人的にはコッポラのドラキュラが大好きなので、余計に刺さったのかもしれません。名前は知っていても、まだ読んだことがない方には、是非一度読んでもらいたい漫画です。

日出処の天子(ひいづるところのてんし)

1980年~1984年にかけて、白泉社の「LaLa」に連載された漫画。連載当時の女子中・高生を中心に広く支持された人気漫画です。歴史上の人物として誰もがその名を知る「聖徳太子(厩戸王子)」を主人公にした漫画。歴史上の人物としてその名は知っていても、学問的にも未だ謎の多い「聖徳太子」を一人の美しい人物として描き、ややもすればバイセクシャル的な展開もありつつ、物語は進んでいきます。そのあまりにも斬新な設定ゆえに、「聖徳太子ゆかりの寺院である法隆寺のお偉いさんが、聖徳太子に対する冒涜である、と激怒した!」なんていうねつ造(!!)記事が三大全国紙の一つである毎日新聞に掲載されたり、といささかセンセーショナルな扱いもされたのですが、裏を返せばそれほど話題になり、多くの人の耳目を集めたという事。実際に読んでみるとわかりますが、その面白さは群を抜いています。

というわけで、おすすめの名作少女漫画5選をお届けしました。いずれも超がつくほどの有名作品なので、名前を知っているのは勿論、全部読んだことあるよ!という方も沢山いらっしゃったかもしれませんが、読んだことがある人も久しぶりに再読してみて新しい発見を、読んだことがない方は是非とも一度、手に取って読んでみて下さいね!!

JapanFile編集部

独断と偏見も込みで、様々なおすすめのモノ、コト、オトなんかをご紹介します。

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